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残業ゼロで収入激減、妻にも言えず一人で抱え込んだ住宅ローン滞納

相続

相談者プロフィール

相談者の情報
堀内勝也さん(仮)、43歳、埼玉県川口市芝中田在住。
自動車部品製造工場のライン作業員として18年勤務。
妻(40歳・パート勤務)との二人暮らし。

物件・ローンの情報
2016年に中古で購入した3LDK(築28年)のマンション。
住宅ローン残債は約1,950万円。月々の返済は約8万5,000円。
管理費・修繕積立金が月2万3,000円。

ご相談の内容

堀内さんは、25歳で現在の勤務先に入社して以来、真面目にコツコツと働いてきました。8年前、妻の美咲さんと「二人で静かに暮らせる家を」とマンションを購入。当時は残業も多く、年収520万円ほどあったため、月々の返済に不安はありませんでした。

しかし2022年秋、勤務先の業績悪化により残業がほぼゼロになり、月の手取りが6万円以上減少しました。堀内さんは「一時的なものだろう」と考え、貯蓄を切り崩しながら生活を維持していました。さらに翌年春、妻の母が群馬県で脳梗塞を発症。妻が月に数回見舞いに通うようになり、交通費や見舞いの出費が重なりました。

2023年秋、ついに貯蓄が底をつき、初めて住宅ローンの支払いを遅延。銀行からの電話になんとか対応し、翌月まとめて支払いましたが、その後も遅延は続きました。堀内さんは妻に「ちょっと遅れただけ」と伝え、深刻さを隠し続けていました。「18年も真面目に働いてきたのに、こんなことになるなんて」という自責の念と、不妊治療を経て二人で選んだ家を守れない罪悪感が、堀内さんを追い詰めていきました。

2024年秋、銀行から届いた「期限の利益喪失予告」の文面を見て、堀内さんは初めて「競売」という言葉を知りました。深夜、一人でスマートフォンで検索を繰り返す日々。「任意売却なら競売より傷が浅いらしい」という情報を見つけ、年明けについに相談を決意。同時に、これまで隠してきた全てを妻に打ち明けました。美咲さんは最初こそ「なんで早く言ってくれなかったの」と涙ぐみましたが、翌日には「私も働く時間を増やすから、一緒に考えよう」と言ってくれました。

相談所からのご提案・解決までの流れ

堀内さんの状況をお聞きし、まずは現状を正確に把握することから始めました。住宅ローン残債が約1,950万円に対し、マンションの市場価値は1,400〜1,500万円程度と推定されるアンダーローン状態でした。競売になれば市場価格より大幅に低い金額で落札される可能性が高く、残債もより多く残ってしまいます。そのため、早期に任意売却を進めることが堀内さんご夫婦にとって最善の選択であるとご説明しました。

次に、債権者である銀行および保証会社との交渉を開始しました。堀内さんが18年間真面目に勤務を続けていること、妻もパート収入があることから、売却後の残債については無理のない範囲での分割返済が認められる見通しをお伝えしました。また、売却活動中の引っ越し準備についてもサポートし、川口市内で家賃6万円台の賃貸物件をいくつかご紹介しました。

売却活動は約3ヶ月で成約に至り、1,480万円で売却が決定。残債約470万円については、月々1万5,000円の分割返済で合意を得ることができました。近隣に知られることなく、堀内さんご夫婦のペースで手続きを進められたことで、精神的な負担も最小限に抑えることができました。

相談者の声

相談する前は、「マンションを売っても借金が残るなら意味がない」と思い込んでいました。残った分を分割で返済できるなんて知らなかったんです。もっと早く相談していればと、何度も思いました。

一番つらかったのは、妻に隠し続けていた時期です。夜、隣で眠っている妻の顔を見ながら、「この家を失ったら何と言えばいいのか」とずっと考えていました。でも、打ち明けたとき、妻が「一緒に考えよう」と言ってくれて、肩の荷が降りた気がしました。

今は川口市内の賃貸アパートに引っ越しましたが、以前より駅に近くなり、妻の通勤も楽になりました。住居費も管理費込みで月10万円以上かかっていたのが、家賃6万5,000円になり、生活にゆとりが出てきています。担当の方が「競売だけは避けましょう」と最初に言ってくれたこと、その言葉どおりになってホッとしています。

担当者のコメント

堀内さんは、最初の電話で声が震えていらっしゃいました。「誰にも相談できなかった」とおっしゃっていたのが印象的で、一人で長い間抱え込んでこられたのだと感じました。

今回のケースで特に配慮したのは、ご夫婦の心理的な負担を軽減することでした。奥様に状況を打ち明けられたことで、お二人で前を向いて進んでいけるようになったと思います。任意売却は「家を失う」ことではなく、「生活を立て直す」ための選択です。堀内さんのように、収入減少や予期せぬ出費で返済が苦しくなる方は少なくありません。一人で悩まず、早めにご相談いただければ、選択肢は広がります。