妻の体調不良と収入減で住宅ローンが重荷に。家族の生活を守るために選んだ任意売却
相談者プロフィール
佐藤健一さん(仮)、45歳、千葉県船橋市在住。中堅物流会社の営業職で、年収は420万円。妻(42歳・パート)、長女(17歳・高校生)、長男(13歳・中学生)の4人家族。会社勤続18年。
【物件・ローンの情報】
2010年に新築で購入した3LDKの戸建て。住宅ローン残債は2,300万円。月々の返済は約8万円。
ご相談内容
健一さんは、家族のために購入したマイホームで10年以上暮らしてきました。数年前から妻が体調を崩し、パート勤務に減らしたことで家計が徐々に厳しくなりました。さらに、会社の業績悪化でボーナスが減り、残業も減ったことで収入が大きく下がりました。子どもたちの進学費用や日々の生活費がかさみ、クレジットカードのリボ払いも増えていきました。
住宅ローンの返済が2ヶ月遅れ、銀行から督促の電話が来たとき、初めて「このままでは家を失うかもしれない」と現実を突きつけられました。妻とは何度も話し合いましたが、子どもたちの学校や友人関係を考えると、引っ越しは避けたいという思いが強く、なかなか決断できませんでした。夜も眠れず、家族に心配をかけまいと明るく振る舞う日々が続きました。
ネットで「住宅ローン 滞納」「家 売るしかない?」と検索し、任意売却の存在を知りましたが、「自己破産と同じなのでは」「ブラックリストに載るのでは」といった不安や誤解もあり、相談する勇気がなかなか持てませんでした。それでも「家族の生活だけは守りたい」という思いから、ようやく相談所に連絡する決意をしました。
ご提案内容
ご相談を受けた際、まず健一さんご夫婦のご希望やご不安を丁寧に伺いました。任意売却の仕組みや、競売との違い、今後の生活設計についても分かりやすくご説明しました。特に「任意売却をしても自己破産にはならない」「売却後も一定期間住み続けられるケースがある」ことをお伝えし、誤解を解消しました。
債権者との交渉を進め、できるだけ有利な条件での売却を目指しました。売却活動中は、近隣やお子様の学校への影響が最小限になるよう配慮し、内覧や引き渡しのタイミングもご家族の希望を優先しました。最終的に、同じ学区内で賃貸物件を見つけることができ、家族がバラバラにならずに新しい生活をスタートできました。残債についても、無理のない分割返済の計画を立てることができました。
相談者の声

正直、最初は「家を手放すしかないのか」と絶望的な気持ちでした。任意売却についても、ネットの情報だけでは不安が大きく、なかなか相談できませんでした。でも、相談所の方が丁寧に話を聞いてくれて、家族のことを一番に考えてくれたのが心強かったです。売却後も同じ地域で暮らせて、子どもたちの学校生活も守ることができました。もっと早く相談していれば、無駄に悩む時間が減ったと思います。
担当者のコメント

佐藤様ご家族は、家族の絆がとても強く、何よりもお子様の生活を大切にされていました。任意売却には不安や誤解がつきものですが、正しい情報をお伝えし、ご家族の希望を最優先にサポートすることを心がけました。住宅ローンの悩みは誰にでも起こり得ることです。一人で抱え込まず、早めにご相談いただくことで、より良い解決策が見つかります。
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