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年収ダウンと家族の介護負担が重なり、3度目の滞納で任意売却を決意。子どもたちの学区を守りたい一心で相談へ

任意売却

相談者様のプロフィール

【相談者の情報】
中村健太さん(仮)、43歳、神奈川県横浜市青葉区在住。
中堅IT企業の営業マネージャーで、年収は450万円(ピーク時は680万円)。
妻(41歳・パート勤務、年収120万円)、長女(14歳・中学2年生)、長男(11歳・小学5年生)の4人家族。
同社に15年勤務。

【物件・ローンの情報】
2013年に購入した分譲マンション3LDK、築12年。
住宅ローン残債は約3,200万円で、月々の返済は約12万円。
管理費・修繕積立金が月3.5万円。現在の市場価格は推定2,800万円。

ご相談の内容

中村さんは、コロナ禍の影響で2020年春に会社の営業部門が再編され、それまでインセンティブを含めて680万円ほどあった年収が基本給ベースの450万円に下がりました。最初は「一時的なもの」と考え、妻には詳しく話さずボーナスカットを自分の小遣いから補填していましたが、住宅ローンと管理費の負担が徐々に家計を圧迫し始めました。

2023年夏、長女の塾代が月4万円に増え、妻がパートの時間を増やしましたが、長男の学童保育が終わったため放課後の管理が課題となりました。日常の支出をクレジットカードのリボ払いで回すようになり、2024年春にはリボ払い残高が180万円を超えていました。月々の返済が困難になり、ついに住宅ローンを1回滞納してしまいました。

銀行から督促状が届いた夜、深夜のリビングで妻に初めて家計の実態を打ち明けました。2時間にわたる話し合いの中で、妻は泣きながらも「一緒に考えよう」と寄り添ってくれました。それでも状況は好転せず、2024年8月に2回目の滞納をしてしまいます。銀行の担当者から「このままでは競売も視野に入る」と告げられ、その夜は眠れずに朝4時までスマホで「住宅ローン 払えない」「競売 回避」などを検索し続けました。

さらに追い打ちをかけるように、2024年11月に妻の母が軽い脳梗塞で倒れ、妻が週2回、実家のある埼玉県川越市へ介護サポートに通い始めました。交通費と時間的負担でパート収入が減少し、「もう限界かもしれない」と感じるようになりました。12月には3回目の滞納。子どもたちにクリスマスプレゼントを買えるか悩む夜、妻と「この家を手放すことも考えないと」という話が初めて出ました。そんな時、長女から「パパ、最近元気ないけど大丈夫?」と声をかけられ、涙が止まらなくなったと言います。

2025年1月、銀行から「期限の利益喪失」に関する予告通知が届きました。ネットで「任意売却」という言葉を初めて知り、専門の相談窓口を検索しましたが、何度も電話番号を押しかけて消してを繰り返しました。「相談する=家を失うことを決めた、ということになるのでは」という恐怖と、「何もしないまま競売になる方がもっと怖い」という思いの間で揺れ続けました。最終的に、長男が学校で「僕の家、広くていいでしょ」と友達に言っていたことを妻から聞き、「競売で追い出されるより、自分たちで次を選べる方がいい」と決意し、1月中旬に相談の予約を入れました。

相談所からのご提案・解決までの流れ

初回の面談では、中村さんご夫婦の現状と今後のご希望を丁寧に伺いました。特に「子どもたちの学区だけは変えたくない」という強い思いがあることを確認し、その実現を最優先に考えることをお約束しました。まず、任意売却と競売の違い、残債の扱い、今後の信用情報への影響などを具体的に説明し、「任意売却をすると、すぐに家を出ていかないといけない」「残債は一括で請求される」といった誤解を一つずつ解消していきました。

次に、債権者である銀行との交渉を開始しました。滞納が3回に及んでいたため、まず期限の利益喪失を一時的に保留してもらうよう交渉し、任意売却の進行に必要な時間を確保しました。並行して、リボ払いの債権者とも連絡を取り、返済計画の見直しを提案しました。

売却活動では、市場価格を踏まえた適正な価格設定を行い、できるだけ早期の売却を目指しました。内覧の日程調整では、お子様の学校行事や妻の介護スケジュールを考慮し、ご家族の負担が最小限になるよう配慮しました。また、近隣に売却の事実が知られないよう、広告の出し方や内覧の時間帯にも細心の注意を払いました。

約3ヶ月後、購入希望者が見つかり、2,750万円での売却が成立しました。残債との差額約450万円については、債権者と交渉し、月々2万円での分割返済という無理のない返済計画を立てることができました。引き渡しまでの期間を利用して、青葉区内で3DKの賃貸物件を見つけることができ、長女も長男も転校せずに済みました。引っ越し費用についても債権者から30万円の配分を認めてもらい、新生活のスタートを支援しました。

相談者の声

相談するまでは、毎晩眠れない日が続き、通勤電車の中でも仕事中でも、頭の中は住宅ローンのことばかりでした。家族に顔を合わせるのが怖くて、玄関のドアノブに手をかける瞬間、いつも躊躇していました。任意売却について調べれば調べるほど、不安が増していきました。

相談所に電話をかける前の30分間、スマホを握りしめたまま部屋を歩き回っていたことを今でも覚えています。でも、相談してみて本当に良かったです。担当の方が私たち家族の気持ちを第一に考えてくれて、「子どもたちの学区を守りましょう」と最初に言ってくれたことが何より嬉しかったです。

任意売却をしても自己破産にはならないこと、残債は分割で返済できること、引っ越しまでに数ヶ月の猶予があることなど、知らなかった情報をたくさん教えてもらいました。もっと早く相談していれば、あんなに一人で悩む必要はなかったと思います。

今は家賃8万円の賃貸マンションで暮らしていますが、子どもたちは同じ学校に通い続けています。妻も「前より部屋は狭くなったけど、家族4人で食卓を囲めることが一番大事」と言ってくれています。住宅ローンとリボ払いの重圧から解放され、少しずつですが家族で笑える時間が戻ってきました。

担当者のコメント

中村さんは、ご相談にいらっしゃるまでに相当お悩みになられていました。初回の面談では緊張されている様子でしたが、お話を伺うにつれて、ご家族を大切に思う気持ちの強さが伝わってきました。特に、お子様の学校生活を守りたいという思いは切実で、その実現を最優先に解決策を考えました。

任意売却には多くの誤解があり、中村さんも「相談したら必ず売却しないといけない」と思い込んでおられました。まずは選択肢を知っていただくことから始め、それぞれのメリットとデメリットを丁寧に説明することを心がけました。

今回のケースでは、債権者との交渉で引っ越し費用の配分を認めてもらえたこと、青葉区内で適切な賃貸物件が見つかったことが、解決の鍵となりました。売却価格は残債を下回りましたが、分割返済の条件を整えることで、ご家族が新しい生活を前向きにスタートできる環境を整えることができました。

住宅ローンの返済が困難になったとき、多くの方が一人で抱え込んでしまいます。しかし、早めにご相談いただくことで、競売を避け、ご家族の希望を叶えられる可能性が高まります。どんな状況でも、必ず解決の道はあります。まずは一度、お気軽にご相談ください。