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夫の住宅ローン滞納で競売通知が届いたが、子供の受験もあり住み慣れた家を離れたくない。

相談者様のプロフィール

相談者の情報
佐々木由美さん(仮)、45歳、千葉県船橋市在住。大手食品メーカーの事務職として18年勤務、年収420万円。
夫(48歳・建設会社現場監督)、長男(18歳・高校3年生)、長女(15歳・高校1年生)の4人家族。
夫の収入減少により住宅ローンの一部が滞納状態となり競売開始決定通知が届く。

物件・ローンの情報
2012年に購入した築12年の分譲マンション3LDK(75㎡)を夫婦共有名義で所有。
住宅ローン残債約2,800万円を夫婦別々に返済(夫8万円、妻7万円の計15万円)。
コロナ禍の影響で夫の収入が減少し、夫分の返済が3ヶ月以上滞納。消費者金融からの借り入れも発生している状況。

ご相談の内容

由美さん夫婦は共働きで安定した収入を得ており、2012年に住宅ローンを夫婦別々に組んで分譲マンションを購入しました。「お互いが責任を持って返済しよう」という約束で、康夫さんが8万円、由美さんが7万円を毎月返済していました。

しかし、2020年頃から夫の康夫さんが勤務する建設会社で受注量が不安定になり、コロナ禍の影響で残業代も大幅に削減されました。月収が35万円から25万円まで減少した康夫さんは、由美さんに相談することなく消費者金融から借り入れを始め、住宅ローンの返済も不規則になっていきました。

由美さんは自分の分の返済は続けていましたが、康夫さんから「今月は厳しいから来月まとめて払う」と言われることが増えました。「建設業は季節によって収入が変わるから」と理解していましたが、実際は3ヶ月以上の滞納が続いていました。

2024年2月、自宅に裁判所からの「競売開始決定通知書」が届きました。由美さんが最初に発見し、その夜康夫さんが帰宅すると震える手で通知書を見せました。康夫さんは観念して滞納と借金について初めて打ち明けました。「なんで相談してくれなかったの?」という由美さんの問いに、「申し訳ない、何とかなると思っていた」と謝罪しました。

高校3年生の長男は大学受験を控え、高校1年生の長女も友達関係が充実している時期。「今、子供たちの環境を変えるわけにはいかない」という強い思いから、住み続ける方法を探してリースバックという選択肢を知り、専門家への相談を決意しました。

相談所からのご提案・解決までの流れ

まず佐々木さんご夫婦の詳細な状況を把握し、競売回避とリースバック実現の可能性を検討しました。夫婦の収入状況、滞納額、物件の査定価格などを総合的に分析した結果、リースバックによる解決が可能と判断しました。

リースバック実現のため、まず適正な売却価格と賃料設定を算出しました。由美さんの安定した収入と夫婦合わせた世帯収入を考慮し、無理なく支払い続けられる賃料水準を設定。同時に、住宅ローン残債を完済できる売却価格での買い取りが可能なリースバック取扱会社を選定しました。

債権者との交渉では、競売よりも回収率の高い任意売却によるメリットを説明し、リースバック契約への同意を取り付けました。リースバック会社との条件交渉では、定期借家契約の期間や更新条件、賃料設定について細かく調整を行いました。

手続き開始から約2ヶ月で全ての調整が完了し、住宅ローンを完済してリースバック契約を締結。佐々木さんご家族は所有者から賃借人に立場を変えながらも、従来と変わらない生活を継続することができました。

相談者の声

住宅ローンの支払いができていなかった不安と、競売になってしまうかもしれない恐怖で毎日が不安でした。何より、住み慣れた家から離れたくない、子供たちの環境を変えたくないという思いが強くありました。

リースバックという方法があることは知っていましたが、本当に私たちの状況で実現できるのか半信半疑でした。専門家の方に詳しく説明していただき、収入に見合った賃料設定で無理なく住み続けられることが分かって本当に安心しました。

おかげで長男は落ち着いて受験に取り組めましたし、長女も友達関係を維持できています。夫も反省して家計の管理を一緒にするようになり、家族の絆も深まったと感じています。変わらない生活が戻ってきて、相談して本当に良かったです。

担当者のコメント

共働き夫婦の住宅ローン問題は、片方の収入減少が大きな影響を与える典型的なケースでした。由美さんの場合、安定した収入があったことと、家族への強い愛情がリースバック実現の大きな要因となりました。

重要だったのは、単に競売を回避するだけでなく、子供たちの教育環境を維持したいという家族の願いを最優先に考えた解決策を提案できたことです。リースバックは所有から賃貸への転換ですが、住環境の継続により家族の生活の質を保つことができます。住宅ローンでお困りの方は、様々な選択肢があることを知っていただき、早めのご相談をお勧めします。