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教育費と収入減のダブルパンチで住宅ローン返済が困難に。家族で決断した任意売却

任意売却

相談者様のプロフィール

相談者の情報
岡田真一さん(仮)、48歳、千葉県松戸市在住。
中堅印刷会社の営業課長、年収420万円(ピーク時は680万円)、勤続23年。
妻・由美子さん(45歳・パート勤務)、長女・彩香さん(20歳・私立大学3年生)、長男・翔太さん(17歳・高校2年生)の4人家族。

物件・ローンの情報
2010年に購入した建売戸建て(3LDK、築15年)。
購入価格3,800万円、住宅ローン残債2,680万円、月々の返済額10万5千円。
査定額は2,200万円前後。

ご相談内容

岡田さんは印刷業界のデジタル化により、5年前から徐々に年収が減少していました。営業インセンティブのカットで年収は680万円から550万円に。当初は「節約すればなんとかなる」と考えていましたが、3年前に長女が私立大学に進学し、自宅外通学のため学費に加えて月8万円の仕送りが必要になりました。同時期に長男も受験塾に通い始め、教育費が家計を圧迫し始めました。

2年前には会社の給与体系見直しで年収は480万円まで減少。住宅ローンと教育費で月25万円以上の支出があり、完全に赤字状態に。当初は「つなぎ」のつもりで消費者金融から30万円を借り入れましたが、返済のためにまた別の業者から借りるという悪循環に陥りました。気づけば3社から合計180万円の借金を抱え、妻には「ボーナスで返せる」と嘘をついていましたが、ボーナスは前年比40%減で返済の見込みは立ちませんでした。

6ヶ月前、ついに住宅ローンを1ヶ月滞納。銀行からの督促状を妻が発見し、隠していた借金をすべて打ち明けることになりました。妻は泣きながら「なんで相談してくれなかったの」と。その夜、夫婦で初めて離婚という言葉が出ました。長男から「お母さん泣いてたよ」と小声で言われたことが胸に刺さりました。

深夜に「住宅ローン 払えない」「任意売却」などで検索を繰り返す日々。「競売になると近所に知られる」という情報に恐怖を感じ、「自己破産すると会社をクビになる」という誤った情報を信じ込んでいました。平均睡眠時間は3〜4時間、布団に入っても借金の総額が頭の中をぐるぐる回り、朝方にようやく眠りにつく生活が続きました。

春休みに帰省した長女を交えて家族4人で初めて状況を共有しました。長女は「私、大学辞めてもいいよ。働く」と言いましたが、岡田さんは声を震わせながら「それだけは絶対にダメだ」と。妻が「とにかく専門家に相談しないと。もう私たちだけじゃどうにもならない」と背中を押してくれました。

住宅ローンを3ヶ月滞納し、銀行から期限の利益喪失の通知が届いたとき、妻がインターネットで任意売却専門の相談窓口を見つけてくれました。何度も電話のボタンに指を置いては躊躇しましたが、平日の昼休み、会社の外の公園で手が震えながら相談窓口に電話をかけました。

相談所からのご提案・解決までの流れ

まず岡田さんご家族の状況を詳しくヒアリングし、住宅ローン以外の借金についても把握しました。協力関係にある弁護士を紹介し、消費者金融からの借入については債務整理の方向で進めることになりました。自己破産ではなく任意整理を選択することで、会社に知られることなく手続きを進められることを説明し、岡田さんの不安を和らげました。

任意売却については、債権者である銀行と早期に交渉を開始。3ヶ月の滞納状態でしたが、競売に進む前に任意売却で対応したい旨を伝え、協力を取り付けました。査定額が2,200万円前後に対して残債が2,680万円のため、約480万円のオーバーローンとなることを丁寧に説明し、売却後の残債については分割返済の交渉を行うことを提案しました。

売却活動では、JR常磐線沿線の利便性と周辺の教育環境の良さをアピール。購入希望者が早期に見つかり、2,280万円での売却が成立しました。残債400万円については、債権者と交渉し月々2万円の分割返済で合意。これまでの月10万5千円の返済から大幅に負担が軽減されました。

並行して、お子様の学区が変わらない範囲で賃貸物件を探し、松戸市内の2LDK賃貸アパート(家賃7万5千円)への転居をサポート。引っ越し費用についても、売却時の諸経費の中から一部を確保できるよう債権者と調整しました。売却から転居まで約4ヶ月、岡田さんご家族に寄り添いながら一つひとつ進めていきました。

相談者の声

相談する前は、家を売ることが家族を不幸にすることだと思い込んでいました。でも担当の方から「今の状況を放置する方がご家族にとってリスクが大きい」と言われ、目が覚めました。自己破産すると会社をクビになると思い込んでいましたが、それは誤解だったことも分かり、正しい情報を得ることの大切さを痛感しました。

一番不安だったのは、競売で家を失って近所に知られることと、子どもたちの学校が変わってしまうことでした。任意売却なら競売のように公にならず、しかも学区内で賃貸を見つけられたので、子どもたちの生活への影響を最小限にできました。長男は転校せずに同じ高校に通えています。

妻は最初怒っていましたが、今は「一緒に乗り越えられてよかった」と言ってくれます。長女も大学を辞めずに済み、来年就職活動を頑張ると張り切っています。家は小さくなりましたが、家族4人で食卓を囲んで笑えるようになったことが何よりうれしいです。月々の返済が2万円になったことで、精神的にも楽になり、夜も眠れるようになりました。

もっと早く相談していればよかったと思います。一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが大切だと身をもって感じました。

担当者のコメント

岡田さんが初めてお電話をくださったとき、声が震えていたのが印象的でした。真面目で責任感の強い方だからこそ、一人で抱え込んでしまったのだと思います。教育費と収入減が重なるケースは珍しくありませんが、早期に相談いただければ選択肢は広がります。

今回のポイントは、競売に進む前に任意売却に着手できたこと、そしてお子様の学区を変えずに済む賃貸物件を見つけられたことです。債権者との交渉では、岡田さんの誠実な人柄と今後の返済意思を丁寧に伝え、月2万円という無理のない返済計画で合意できました。

ご家族で話し合い、全員で決断されたことが解決への大きな力になりました。奥様とお嬢様の前向きな姿勢、息子さんの我慢強さ、そして岡田さん自身の勇気ある決断。任意売却はゴールではなくスタートです。これから少しずつ生活を立て直し、ご家族で笑顔の時間を増やしていっていただきたいと願っています。

住宅ローンの返済が苦しいと感じたら、一人で悩まず、早めに専門家にご相談ください。必ず解決の道は見つかります。